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冬至とは?
冬至(とうじ)は一年で最も昼が短く、夜が長い日です。
古くから「陰」が極まって再び「陽」に転じる節目の日とされ、運気や健康を整える行事が行われてきました。2025年の冬至は12月22日です。
なぜ冬至は昼が短くなるの?

昼と夜の長さって変わっちゃうの??
地球は太陽のまわりを回っていますが、そのとき 地球の地軸(地球の傾き)が約23.4度傾いている ため、季節が生まれます。
- 冬至のころは、北半球が太陽から遠ざかる方向に傾いているので、太陽の高さ(南中高度)が低くなります。
- その結果、太陽が出ている時間が短くなり、昼が短く・夜が長くなるのです。
子ども向けに言うと、
「地球がちょっと横にかたむいているから、太陽が出ている時間が少なくなる日が冬至なんだよ」
と説明できます。

地球ってまっすぐじゃないんだね!
冬至とかぼちゃの関係
日本にかぼちゃが伝わった時期
かぼちゃは中央アメリカ原産の野菜で、16世紀半ば(戦国時代ごろ)にポルトガル人やスペイン人によって日本に伝わりました。
名前の由来については諸説ありますが、カンボジアから持ち込まれたため「カンボジア瓜」と呼ばれ、それがなまって「かぼちゃ」になったといわれます。
冬至にかぼちゃを食べる理由
- 保存がきく
夏に収穫したかぼちゃは冬まで保存でき、冬場の貴重な栄養源でした。 - 栄養価が高い
ビタミンやカロテンが豊富で、風邪予防や体を温める効果があると信じられました。 - 縁起担ぎ
「南瓜(なんきん)」の「ん」が2回入っているため、「運」を呼び込むと考えられました(他にも「ん」が付く食べ物を冬至に食べる習慣あり)。
小豆かぼちゃの由来
一部の地域では、冬至に「小豆かぼちゃ(あずきかぼちゃ)」を食べる風習があります。
- 小豆の赤色には邪気を払う力があるとされ、魔除けの意味を込めて食べられました。
- かぼちゃと一緒に煮ることで「無病息災」を祈る料理となり、特に北日本や中部地方でよく食べられています。
甘く煮た小豆かぼちゃは冬至らしい素朴な家庭料理として今も親しまれています。

お子さんによってはあんこが苦手なこともあるかもしれません。たとえ食べられなくても、由来や意味を教えてあげられる機会になればいいですね。
ゆず湯の由来
なぜゆず?
- 語呂合わせ
「冬至(とうじ)」は「湯治(とうじ)」に通じ、さらに「ゆず(柚)」は「融通がきく」に通じるため、縁起が良いとされました。 - 香りと薬効
ゆずの香りにはリラックス効果があり、皮に含まれる成分が血行促進や保湿に良いとされます。
ゆず湯の歴史
ゆず湯の習慣は江戸時代の資料にも表記が載っており、当時の銭湯で広まったといわれています。冬至の日にはお湯にゆずを浮かべ、体を温めて風邪を予防する習慣が現代まで続いています。

おふろが楽しくなるよね!
世界の冬至にまつわる行事
冬至は太陽が復活する節目の日として、世界中で重要視されてきました。
- 古代ローマ:サトゥルナリア祭
農耕の神サトゥルヌスを祝う祭り。ごちそうや贈り物の交換、のちのクリスマス文化に影響を与えました。 - 北欧・ゲルマン地方:ユール(Yule)
冬至を祝う祭りで、薪を燃やして太陽の再生を願いました。現在の「クリスマス・ユールログケーキ」のルーツでもあります。 - イギリス:ストーンヘンジ
冬至の日の朝日や夕陽の位置が巨石に重なることから、古代から太陽信仰と結びついた祭祀が行われていたと考えられています。
子どもに分かりやすく伝えると?
- 冬至は「1年でいちばん夜が長い日」のことだよ。
- 地球がちょっと斜めにかたむいているから、太陽が出ている時間が少なくなるんだ。
- 昔の人は、寒い冬を元気に過ごすために「かぼちゃ」を食べてビタミンをとったんだ。
- 「なんきん(かぼちゃ)」には「ん」が入っていて、「運がよくなる」と考えたんだよ。
- お風呂に「ゆず」を入れるのは、いい香りで体がポカポカするから。そして「ゆず=融通(ゆうずう)がきく」にかけて、縁起もいいんだよ。
まとめ
冬至は「運」を呼び込み、健康を願う行事として、かぼちゃや小豆かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする日です。
また、地球の傾きによって太陽が出ている時間が短くなるため、「一年で最も昼が短い日」となります。
世界各地でも「太陽の復活」を祝う祭りがあり、人々が冬を乗り越えるために工夫してきたことがわかります。
参考リンク


